令和4年2月25日制定
「研究プロジェクト管理システム」(以下「本システム」といいます。)は、国立研究開発法人科学技術振興機構(以下「JST」といいます。)が実施する事業において採択された各研究課題について、研究計画、成果情報を一元的に管理するシステムです。採択された研究課題を推進する研究者はJSTへ研究計画書や報告書の提出をすることを目的として本システムを利用します。JSTと利用者との間の本システムの利用に関する契約には本利用規約が適用され、利用者は本利用規約に従い本利用規約の定める範囲でのみ本システムを利用することができます。
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1.定義本利用規約で使用する用語の意義は、以下の各号のとおりとします。
(1)「利用者」とは、本システムを利用する者をいいます。
(2)「研究領域」とは、本システム上で研究課題をまとめて管理する単位をいいます。事業によってパネル、テーマ等など呼称が異なることがあります。
(3)「研究課題」とは、JSTが実施する事業において採択された研究の本システム上での単位をいいます。事業によって研究開発課題など呼称が異なることがあります。
(4)「研究総括/副研究総括」とは 本システム上で研究領域の運営責任者のユーザロールを割り当てられた者をいいます。事業によって研究統括など呼称が異なることがあります。
(5)「領域アドバイザー」とは、本システム上で研究総括/副研究総括を補佐するユーザロールを割り当てられた者をいいます。
(6)「PI/Co-PI/HQ」とは、本システム上で研究課題における研究計画、研究報告の責任者のユーザロールを割り当てられた者をいいます。
(7)「Contract PI」とは、本システム上で研究課題において自身が所属する研究機関についての研究計画、研究報告を実施するユーザロールを割り当てられた者をいいます。研究課題によってはContract PIがおらずPI/Co-PI/HQのみのものがあります。
(8)「Member」とは、本システム上で研究課題の参加者(研究補助者)のユーザロールを割り当てられた者をいいます。
(9)「Other」とは、本システム上でその他の利用者のユーザロールを割り当てられた者をいいます。
(10)「役割・体制情報」とは、研究課題に参加する研究者の氏名、所属、役職、雇用形態等の情報をいいます。
(11)「成果情報」とは、研究課題における研究報告の成果として得られたもの、または発表されたものとしての、論文、発表、書籍・総説、特許等の情報をいいます。
(12)「法令等」とは、法律、命令、規則、条例、条約、指針、通知、通達、ガイドライン等を総称していいます。
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2.利用者による本システムの利用2-1.本システムの利用には、JSTが運営するサービス「researchmap」(https://researchmap.jp)への登録が必要となります。researchmapの登録に関しては、同サービスの利用規約が適用になります。本システムのログインでは、researchmapで取得したアカウント情報を利用します。本システムとresearchmapのアカウントを連携させるために、利用者はresearchmapの識別子情報を事前にJSTへ提出する必要があります。2-2.本システム上においては、各利用者に割り当てられる研究総括/副研究総括、領域アドバイザー、PI/Co-PI/HQ、Contract PI、MemberおよびOtherのユーザロールに応じ、利用者権限が管理され、情報の閲覧、編集権限が付与されています。ユーザロールの割り当てについては、本システムの利用者のうちPI/Co-PI/HQ、Contract PI、MemberおよびOtherの登録は採択が決定した研究課題についてPI/Co-PI/HQが提出した情報にもとづき、研究総括/副研究総括および領域アドバイザーの登録は本人が提出した情報にもとづき、それぞれJSTが行います。
PI/Co-PI/HQは自身の研究課題に関する情報の閲覧、編集、研究計画書および報告書のJSTへの提出ができます。Contract PI、MemberおよびOtherは自身の研究課題のうち、初期設定では自身の研究機関のみに関する特許情報を除く情報の閲覧、編集を行うことができます。必要に応じてPI/Co-PI/HQはContract PI、MemberおよびOtherの情報の閲覧、編集の範囲を変更することができます。
研究総括/副研究総括は、PI/Co-PI/HQが提出した計画書および報告書を閲覧、編集、承認することができます。領域アドバイザーは、PI/Co-PI/HQが提出した計画書および報告書を閲覧することができます。2-3.利用者は本システムで自身の研究課題に参加する研究者の役割・体制情報その他登録情報の登録、更新等を行います。登録、更新をする研究者の情報については、研究者自身の承諾を得た上で登録、更新を行うこととします。2-4.利用者は本システムで自身の研究課題の成果として成果情報の登録、更新等を行います。researchmapに登録済の成果情報を利用して登録する際は、対象となる研究者自身の承諾を得た上で登録、更新を行うこととします。2-5.利用者は本システムの利用にあたり、以下の各号に同意します。
(1)利用者の所属機関名、氏名、メールアドレス、その他JSTが求める情報を提供すること。
(2)本システムをJSTが推進する研究目的でのみ利用するものとし、それ以外の目的で利用しないこと。
(3)本システムを利用する権利の譲渡または貸与を行わないこと。
(4)本システムを利用するために必要なすべての機器(ソフトウェア及び通信手段に係るものを含む。)および必要なデータや書類等は自己の負担において準備すること。また、本システムを利用するために必要な通信費用、その他本システムの利用に係る一切の費用は、利用者の負担とすること。
(5)本システムの利用に関して、何らかの損害、損失、費用等(以下「損害等」といいます。)を被った場合であっても、JSTはその責任を一切負わないこと。
(6)本システムの利用に関して、第三者(他の利用者を含みます。)との間に紛争が生じた場合であっても、これを自己の費用と責任において処理するものとし、JSTに一切の負担をかけないこと。
(7)利用者は、本システムに登録する内容については、正確かつ最新のものとするように務めること。なお、内容に変更が生じた場合は、速やかに必要な手続きをとること。
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3.利用者のパスワード、アカウントのセキュリティ3-1.利用者は、本システムにアクセスするために使用する自身のユーザIDおよびパスワードを入手後、自己の責任において秘密として保持し管理しなければならず、これを他人に貸与しまたは使用させないものとします。3-2.利用者のユーザIDまたはパスワードが使用された場合には、JSTはこれを利用者自身が使用したものとみなすことができるものとします。3-3.利用者は、本システムにアクセスするためのユーザIDまたはパスワードの使用に関して生じる結果について、すべて自ら責任を負うことに同意します。
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4.JSTによる情報の変更JSTは、利用者が本システムに登録した一切の情報(以下「登録情報」といいます。)について、次の各号のいずれかに該当する場合、予告等することなく当該情報の全部または一部について、変更・修正・削除の変更を行うことができるものとします。
(1)誤りであることが明らかな情報が含まれている場合
(2)知的財産権その他の権利侵害または法令等違反、本利用規約違反または公序良俗違反の防止の必要がある場合
(3)システム管理上必要がある場合
(4)その他本システムの運営上、当該対応をとることが必要であるとJSTが判断した場合
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5.個人情報の取扱い利用者は、登録情報に含まれる個人情報について、JSTが、本利用規約、研究プロジェクト管理システムプライバシーポリシー、独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律、およびJSTの定める個人情報保護規則、その他関連法令に従って、これらを利用又は提供することに同意するものとします。
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6.知的財産権利用者は、本システムに関する名称、商標、サービスマーク、ロゴ、ドメイン名、その他本システムのウェブサイトに関する知的財産権その他一切の権利は、JST又は権利を有する第三者に帰属することを認識し、これを侵害するような行為は一切行わないものとします。
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7.本システムの停止、中断および終了JSTは、本システムの保守点検や故障への対応、天災等により本システムに重大な障害が発生した場合、その他JSTにおいて、本システムの利用の停止、休止又は中断が必要と判断した場合は、事前にポータルサイトに掲載して、本システムの利用の停止、休止、または中断をすることができます。ただし、緊急の場合その他合理的な必要性がある場合には、何ら予告等することなく、JSTの判断で本システムの内容を変更し、または本システムの全部もしくは一部の提供を中止もしくは終了することができるものとします。
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8.本システムの利用の終了等利用者は、7項に定める本システムの停止、中断および終了、10項に定める禁止事項、その他本利用規約のいずれかの規定に違反した場合または違反したと疑うに足りる相当の理由があるとJSTが判断する場合、JSTが、利用者に対して予告等することなく、JSTの判断でいつでも利用者による本システムの利用を停止または終了させることができること、およびそのために必要な一切の措置を講ずることができることに同意するものとします。
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9.自己責任原則・本システムに関する保証の排除9-1.利用者は、本システムの一切の利用を、全て自己の責任と判断で行うものとします。JSTは、登録情報の真実性、正確性、適切性、有用性、合法性、安全性、最新性その他一切の事項について何ら保証しません。9-2.JSTは、本システムに不具合、エラー又は障害が発生しないことを含む本システムの継続性、安定性、安全性等についても何ら保証しないものとします。9-3.JSTは、以下の各号の事項に起因又は関連して利用者に損害等その他の不利益が生じても何らその責任は負わないものとします。
(1)本システムの利用
(2)本システムへの情報の登録
(3)本システムで提供される登録情報の内容・表現
(4)本システム、ネットワーク通信に関する不具合、エラー、障害等
(5)本ステムへの不正アクセス、破壊、改ざん等
(6)本システムの変更、中止または終了
(7)登録情報の修正、変更、削除、公開範囲の変更、滅失、毀損、改ざん、漏洩等
(8)利用者によるID・パスワードの利用・管理
(9)JSTによる利用者のアカウントの抹消、本システムの利用の停止、終了その他の措置
9-4.利用者は、本利用規約においてJSTが明示的に約束しまたは保証する事項を除き、JSTは、前項各号に限定されることなく、本システムにつき何ら約束しまたは保証するものではないことを理解し同意するものとします。 -
10.禁止事項利用者は、本システムの利用にあたり以下の各号に掲げる行為を行ってはならないものとします。
(1)本システムをJSTが推進する研究目的以外で使用すること。
(2)JSTによる本システムの提供その他のJSTの事業運営に支障をきたすおそれのある行為。
(3)本システムに対し不正にアクセスすること。
(4)本システムに対しウィルスに感染したファイルを送信すること。
(5)虚偽の申請等を行うこと。
(6)法律、政令、規則、条例、国またはJSTが定めるその他の規定等に違反するまたはおそれのある方法で本システムを利用すること。
(7)その他前各項に掲げるような、本システムの目的に照らし、不適切な行為を行うこと。
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11.本利用規約の変更JSTは、合理的に必要と判断したときは、本利用規約を変更することができます。JSTが本利用規約を変更しようとする場合、当該変更の効力が発生する日より14日以上前に本システムのポータルサイトへ掲載又はJSTが相当と判断する方法で利用者に周知します。利用者がかかる変更の発生日後に本サービスを利用した場合は、当該変更に同意したものとみなされます。
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12.準拠法および管轄裁判所本利用規約は日本法に準拠し、同法に基づき解釈されます。また、本システムの利用者と機構との間の紛争は、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。